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Latest Update 2005/04/16

GMキット ライト点灯化

  常日頃からキットを作る際に目標としているのはKATOやTomixなどの完成品の完成度です。当然そこに限界はありますが完成後には自分で組んだキットも完成品も同じ線路上で並ぶわけです。そこで何とか見劣りせず、更には完成品を上回るためのポイントとなる加工のうちのひとつにライト点灯化が挙げられます。
 すでにネットや月刊誌等で数多くの作例や手法が紹介されています。ここではその公開されている手法や自分で編出した手法をいいとこ取りして出来上がった自分なりの技術を、GMの板キットをいかにしてライト点灯化するかという題材で、その加工のポイントを紹介していきます。

  完成形態
最大の目標は上の写真のとおり組み付けたら外せないようなものではなく、メンテナンスのためにいつでもなるべく簡単に取り外しが出来るライトユニットの完成を目指しました。

 台車の加工

 上は集電化した台車を組立てたもの、下はそれを分解して展開したものです。

 〜車輪〜
車輪はKATOの中空軸車輪に交換し両側の車輪より集電させ、集電効率を向上させます。
 そのままでも構いませんが、前後の台車で+極と−極を集電することとなります。

 〜集電板〜
集電板はペアーハンズ製「NP-052 台車集電板」を用いますが、軸受けに当たる穴が小さいので1.2mmのドリルで拡大し、車輪の転がり性能がなるべく悪くならないようにします。

 

 床板の通電化

 前後の台車をつなぐ引き通しとLEDライトユニットへの通電にアルミテープを用いています。

 リード線を用いる方法も試したのですが、車内での電線の収まりが悪いためこちらの方が簡単かつ確実に通電を行なえます。

 台車との接続

 上のアルミテープは台車の部分で床下に回りこませます。ここに台車側の通電用カプラースプリングが当たり、台車と車体の通電が行なわれます。
 ライトユニット接続部
接点用にアルミテープを一部広く貼っておきます。白い板は中央部にもう一枚狭い板を挟んであり、一部隙間が開くようにしてあります。
 接続状態
ライトユニットの足と接点用に広げたアルミテープが接続され通電が行なわれます。ライトユニットの足は通電と車体との接合の役割を担っています。

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