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Latest Update 2005/2/28

電動リューターのススメ
0.3mmの穴あけも怖くない!

  ピンバイスを用いて手で0.3mmの穴開けをするのってホント嫌ですよね。被削対象が真鍮板だったりすると最悪です、なかなか穴が開かないからと言って無理して力をかけようものならあっという間に「ポキッ!」ちょっと板厚の厚いプラ板でようやく穴が開いたと思って油断して引き抜いてしまっても「ポキッ!」

 とっても細いドリルですから少しでも変に力を掛けてしまうとすぐに折れてしまいます。そんな嫌な経験はもうゴメンだ!という方にお薦めしたいのがこの電動リューターです。

 この電動リューターは東洋アソシエイツ「Mr.Meister PT-α」というもので、実家の近所のホームセンター(ドイト)で購入したものです。たしかそのときの売価は7000円弱だったような。大きさの比較のために河合製タキ35000のオリジナル米タン仕様を並べてみました。

 セット内容
弁当箱のような入れ物に入っているこのリューターセットは7000円弱の価格にしてこの通りたくさんの先端ビットが付いて来ます。しかしこの製品で最も評価すべき点は左下の写真の三爪チャックでしょう。

 三爪チャック
この製品を買うきっかけとなったのがこのチャックで0.3mmのドリルがそのままつかめてしまう優れものです!と言うよりこれが無かったらこのリューターは買わなかったでしょう。

 変速スイッチ
もうひとつ便利な点は速度が無段階に3000〜13000rpmの範囲で変速出来る事です。


 使用インプレ

 「ただでさえ折れやすい0.3mmのドリルをこんな工具に付けてブン回すなんて・・・」と思う方もいるでしょう。

 しかし実際に穴あけを行なうときは、穴を空けたい場所にドリルの刃を当ててやるだけ、後は殆ど本体の重みだけでドリルが進んでいきます。
 その手軽さを知ってしまうと二度とピンバイスによる手開けには戻れなくなってしまいますよ!

 またしっかりと本体とワークを保持してやれば色んな角度からの穴あけも可能で卓上ボール盤よりも小回りが利いて使いやすいと思います。


 「こんな真鍮板もス〜イスイ♪」


 おすすめ追加ビット
ステンレスブラシの先端ビットです。これをキサゲ刷毛と併用して真鍮キットの仕上げ磨きにつかうとこれまたキサゲ刷毛のみでキサゲ作業を行なうよりもグッと楽が出来てしまいます。

 
   まとめ
 
0.3mmのドリルが掴めてこそ意味がある!これで穴あけ工数は1/3、けして大げさには言っていませんよ〜

   〜関連リンク〜
 
東洋アソシエイツ   http://www.toyoas.jp/
 Mr.Meister PT-α  http://www.toyoas.jp/site1/products/mrmeister/PenType.html
  

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